おいしさは、いつも自然から。らくれん

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酪農家紹介

飯尾牧場

愛媛県西条市

今回の酪農家訪問は、西条市国安の飯尾牧場を紹介します。
飯尾牧場のある西条市は、南には西日本最高峰の石鎚山、北には瀬戸内海と、海と山が揃った風光明媚なところです。また、県内でも有数の水田地帯ということもあり、非常に農業がさかんな地域です。

飯尾牧場について

飯尾牧場の発祥は、現経営主 段さんのお祖父さんが昭和29年に戦争から帰ってきたのをきっかけに、自宅の傍で乳牛を飼い始めたところにあります。その後、お父さんが日本大学農獣医学部を卒業後就農し、順次頭数を増やしていきました。その頃には自宅の傍を離れ、50頭規模の牛舎を建てておられましたが、昭和53年、台風による大雨で土砂災害を受け牛舎全壊となる悲劇が起こりました。もちろん大半の牛も土砂と共に流されました。それでもお父さんはすぐに立ち上がり、別の場所へ牛舎を建てて酪農を続ける決心をされました。翌、昭和54年にお祖父さんからお父さんへ経営委譲され、県酪連・県経協と各組織の理事・役員として愛媛の酪農のために尽力されました。そして、平成28年に段さんへと経営委譲されました。

飯尾牧場は、現在、繋ぎ牛舎で経産牛31頭、育成牛7頭、子牛3頭の合計41頭を飼養しております。労働力は段さん、お父さん、お母さんの3人です。段さんは丹原高校卒業後、近畿大学工学部へ進学されましたが、将来のことを考えていたある日、ふと中退を決め、地元へ戻ってきました。その後は、酪農に従事することを決心し、今に至っています。

飯尾牧場の最大の魅力は牛舎が清潔に保たれていることです。整理整頓は当然のこと、牛舎に入っても嫌な臭いをほとんど感じません。以前、体型調査で来られたホルスタイン協会の審査員も絶賛するほどでした。

飯尾牧場の取り組みと今後

「人に優しく、牛に優しく」これは段さんが大事にしているモットーです。牛を大事に飼うことを一番に考えておられます。「牛が人に合わせるのではなく、人が牛に合わせる」とおっしゃっておりました。また、その一環として育成牛は自家牧場で育てております。預託牧場などで足腰を強くさせることも大事だと思うが、日々目の前で管理ができる喜びのほうが強いとのことです。牛に優しくという信念が清潔な牛舎環境にも繋がっているのだと思います。

今後の酪農経営

とにかく牛舎をいっぱいにすることが当面の課題のようで、分娩間隔400日以内というのが目標だそうです。また、将来のことを考えて1人でも多頭数の酪農経営が続けられるような設備投資も模索中でした。そして、できるのであれば…と言い難そうにしていましたが、「絶賛、花嫁募集中!」だそうです。

らくれんより

段さんは現在、愛媛酪農農協酪農ヘルパー利用組合の組合長を、また、お母さんは東予地区酪農女性部の部会長と東予地区酪農のために尽力されています。このような将来を牽引するような存在である飯尾家の今後の益々のご発展・ご活躍を指導事務所職員一同、心より期待しております。

(東中予指導事務所 菰田哲也)