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酪農家紹介

冨永優牧場

愛媛県大洲市

今回の酪農家訪問は、大洲市肱川町大谷の冨永優牧場を紹介します。
冨永牧場のある「風の町肱川町」は、愛媛県の西南地域の内陸部に属し、四国山脈の支脈に囲まれた平地の少ない峡谷型山村です。農地および集落は、肱川および町の中央で合流する河辺川と、この両河川の支流に面した急傾斜地とその段丘地帯に散在しています。

冨永優牧場について

冨永牧場の酪農経営は、経営主である優(まさる)さんの父、冨永武雄(たけお)さんが昭和44年に愛媛県農業研修所を卒業と同時に子牛を1頭導入したことから始まりました。その後、順次頭数を増やしていき、昭和48年の第二次構造改善事業で現在の牛舎を建てられました。


冨永牧場は現在、繋ぎ牛舎で経産牛51頭(うち搾乳牛45頭)、育成牛・子牛合わせて20頭、預託牛24頭の合計95頭を飼養しております。労働力は、優さんとご両親の3人です。優さんの家族構成は、奥さんと小学1年生の長女、3歳の長男の4人です。まだまだお子さんが手のかかる年頃とゆうことで、奥さんは家事に専念しておりますが、ゆくゆくは牛舎作業をお手伝いしたいとのことです。優さんは、小学校高学年の時に、自分が酪農を継ぐことを決心し、中学卒業後、北海道のとわの森三愛高校、酪農学園大学校を経て地元へ帰ってきました。そして、地元で酪農ヘルパー等を経験しながら、平成29年1月に父、武雄さんより経営を譲渡されました。


冨永優牧場は昨年度、牛群検定による経産牛1頭あたりの年間平均産乳量11,471㎏平均乳脂肪率4.21平均乳タンパク質3.27平均無脂固形率8.72と見事な成績を維持し、愛媛県優秀乳用牛群検定農家の最優秀賞を受賞されました。 また、牛群改良にも力を入れ、特に繁殖には人一倍の努力をなされています。種雄牛の選定には一番に乳量を重視し、また乳房の付着や肢蹄の強さなどの牛の丈夫さを追求するため、輸入精液も使うことが多いとのことです。そういった熱心さから平成18年に牛群審査にてエクセレントを獲得したのをはじめ、平成30年4月には静岡県御殿場市で開催されました第9回全日本ブラック&ホワイトショウに参加、同年11月には第58回東宇和酪農団地 乳用牛共進会で審査員を務める等、大洲地区にとどまらず、愛媛県の乳牛改良の第一人者として活躍されております。


そんな優さんに牛を飼う上で大事にしていることを教えていただくと、「北海道のような広大な大地で牛を飼うことが理想だが、愛媛のような限られた土地、特に自分の牛舎がある山間地域ではなかなか難しい。だったら敢えて限られた土地ならではの利点を活かし、牛を1頭、1頭注意深く観察することで発情や健康状態の異常等の発見を見逃さないということを大事にしている。また、乳量維持のために餌の食い残しがないようにこまめに餌槽内に餌をはきこむことも重要なポイントにしている。」とのことです。

冨永優牧場の取り組みと今後

【飼養管理改善の取り組み】

昨今の日本の気象は山間地域でも夏場に大変な暑さとなることから夏場には特に飼養管理に注意を払っており、夏前から乾草をしっかりたべさせることに重きを置いているそうです。

また、今後の課題としては乾乳期の飼養管理をあげられました。今以上に分娩後の立ち上がりをしっかりと無理なくやっていくことを大事にしたいとのことでした。

今後の目標として、今以上に乳量を増やすこと、そのために必要な繁殖管理に更なる重点を置き、それと同時に牛の健康管理の維持にも努めていくと意欲的におっしゃっていました。


【今後の酪農経営】

優さんは、経営主として3年目を迎え、規模拡大や自家牛乳を使った加工販売等の目標もあるが、経営主となって今まで見えてなかったこと等もいろいろ分かってきた。まずは今の基盤整備をしっかり行いたい。息子はまだ小さいので後継者になるかどうかはまだわかりませんが、子供達が大人になるまではがんばって経営を続けていきたいとのことでした。また、地元の仲間とも交流を深めながら自分の人生も一層充実させたいと言われております。

☆ゴルフの目標は平均70台でまわること☆

らくれんより

現在、優さんは喜多地区酪農経営者協議会 会計、喜多酪ヘルパー組合理事として活躍しております。酪農情勢の不安が取り巻く中、このような喜多団地の中心的な存在である冨永優牧場の今後の益々のご発展・ご活躍を指導事務所職員一同、心より期待しております。

(南予指導事務所 泉 智史)