渡辺牧場
愛媛県北宇和郡鬼北町
今回の酪農家訪問は、北宇和郡鬼北町の渡辺牧場を紹介します。
渡辺牧場のある北宇和郡鬼北町は、愛媛県の西南部に位置し、周囲を山々に囲まれた中山間地域で、清流四万十川の支流である広見川をはじめ、いくつもの河川が町内を流れる自然豊かな町です。
町名の「鬼北」は、鬼ヶ城山系の北側に位置することに由来しており、全国の自治体で唯一「鬼」の文字が入る自治体であることから、町のシンボル「鬼王丸」の象が道の駅に設置され、「鬼のウォールアート」や「鬼嫁コンテスト」の開催等、鬼のまちづくりとしての様々な取り組みが行われております。
渡辺牧場は、同町の中心部より少し離れた、田園や飼料畑が広がる川沿いの一角に在ります。牛舎の周りには、花や木が植えられ清潔感に溢れ、牧場内は整理整頓が行き届き、働きやすい環境となっております。
同牧場は、20年前にこの「酪農家訪問」に掲載され、当時は経営主の敏彦さん夫婦と、義父の岩さん夫婦の4人で経営をされておりましたが、現在では岩さん夫婦が引退され、長男の裕貴(ゆうき)さんが7年前に岡山の中四国酪農大学校を卒業と同時に就農、従業員1人と外国人研修生2人の計6人で牧場の管理をされております。裕貴さんの妻の友紀(ゆうき)さんは、現在、家事と二人のお子さんの育児に専念されていますが、ゆくゆくは牧場のお仕事をされるようです。