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酪農家紹介

門山牧場

愛媛県松山市

今回の酪農家訪問は、松山市津吉町の門山牧場を紹介します。現在、松山市在籍の酪農家は5戸で、そのうち2戸は当牧場付近にあり、戸数減少の中でも結束力を大事にしながら酪農をされております。

門山牧場について

門山牧場は昭和29年に現経営主・茂樹さんの父が中島から1頭導入したことに始まります。その後、昭和44年ごろまでは3頭ほどで経営を行っていました。

昭和43年に茂樹さんが大学を卒業後就農し、45年に岩手県より3頭導入し、徐々に頭数を増やしていきました。50年には現在の場所に30頭規模の牛舎を建て、さらに平成元年には40頭規模に増築しました。これまで、酪農経営と併せてみかん栽培の経営も行っていたのですが、平成6年に酪農専業に切り替えると同時にフリーバーン牛舎への増改築、ミルキングパーラーの導入、北海道から30頭の乳牛導入で50頭規模の経営をスタートさせました。現在の飼養頭数はホルスタイン♀(搾乳)34頭、ホルスタイン♂(肥育)13頭、繁殖和牛2頭、肥育和牛17頭、育成牛・子牛17頭、合計83頭になります。

門山牧場は「茂樹さん」、奥様の「さかえさん」、娘さん(次女)、娘婿さんの4人で経営を行っています。また、従業員として、近所に住まれる2人がおられます。茂樹さんは、娘婿が後継者として入るようになってからは、「魚釣りに行けるようになったけん、助かるわい」と喜んでおられました。

門山牧場の取り組みと今後

平成22年より、かねてより関心のあったエコフィード利用への取り組みを始めました。一般的な酪農の飼養管理をされている方には驚きですが、エコフィードを利用しています。もちろんそれだけでは栄養が足りませんので、配合飼料、綿実、モルトレージ、自給のイタリアンを加えてミキシングさせます。導入当時は乳成分の低下や選び食いの心配もしていたのですが、普及所の指導のもと試行錯誤を繰り返し、現在に至るまで安定的な成分の維持とエコフィードの供給ができています。

一番のメリットは生産コストの低減です。配合は1日1頭当たり2~3キロほどで、購入乾草もほとんどありません。そのため、飼料代はかなり削減できています。逆にデメリットは乳量が上がりにくいことだそうです。それでも茂樹さんは「乳量追うことも大事やけど、わしは長く飼うことを大事にしとるけんなぁ」とおっしゃりながら牛の頭をナデナデしていました。牛も何だか嬉しそうに見えました。

茂樹さんは経営を近いうちに博之さんに委譲しようかと考えているそうです。「最初は酪農の経験も無いし心配しとったけど、もう任しても大丈夫じゃ。わしは引退してこれからは魚釣り三昧じゃ(笑)」とのことです。

らくれんより

仕事も一所懸命しながら趣味も楽しむ茂樹さん。また、これから経営委譲されて、組織活動にも積極的に参加したいと意気込む博之さん。これからの中予地区を牽引してくれること間違い無しの門山家の今後の益々のご発展・ご活躍を指導事務所職員一同、心より期待しております。

(指導事務所本所 菰田哲也)